中学受験でゲームは何分までなら許していいのか

中学受験でゲームをどこまで許してよいかは、多くの家庭で悩むところです。

ゲームをやめない。
YouTubeも見る。
スマホも触る。
宿題は終わっていない。
テスト前なのに遊んでいる。

こうなると、親はつい「ゲーム禁止」と言いたくなります。

しかし、中学受験でゲームを完全禁止にすればうまくいくかというと、そう単純ではありません。

むしろ、完全禁止にしたことで親子関係が悪くなり、勉強への反発が強くなることもあります。

中学受験では、ゲームそのものよりも、ゲームの扱い方が大切です。

結論から言うと、私は45分くらいがちょうどよいと思います。

30分だと、楽しくなる前に終わってしまうことがあります。
一方で、1時間は少し長いです。

特に中学受験では、平日の時間が限られています。

学校。
塾。
宿題。
復習。
漢字。
計算。
理社の暗記。
テスト直し。

これらを考えると、1時間ゲームをすると、かなり勉強時間を圧迫します。

しかし、30分だと短すぎて、子どもにとっては気分転換になり切らないことがあります。

だから、現実的な落としどころとしては45分です。

もちろん、学年、宿題量、志望校、塾の状況によって調整は必要です。

ただ、完全禁止にするよりも、

「やるべきことを終えたら45分」
「時間を決めて遊ぶ」
「ルール違反があれば翌日は短くする」
「テスト前だけ調整する」

という形にした方が、家庭は回りやすいです。

ゲームについては、中学受験でゲームを禁止してはいけないでも書きました。

今回は、もう少し具体的に「何分までなら許してよいのか」を考えていきます。

ゲームは完全禁止より、45分ルールの方が現実的

中学受験でゲームを完全禁止にする家庭はあります。

たしかに、ゲームに何時間も使っているなら問題です。

宿題が終わらない。
睡眠時間が削られる。
塾の復習ができない。
テスト直しも放置される。

こういう状態なら、ゲームのルールを見直す必要があります。

しかし、すぐに完全禁止にするのは危険です。

子どもにとって、ゲームは単なる遊びではありません。

気分転換。
友達との話題。
ストレス発散。
自分の時間。
勉強から離れる場所。

こういう役割を持っていることがあります。

中学受験の子どもは、塾でかなり強い競争にさらされています。

クラス分け。
偏差値。
組分けテスト。
志望校判定。
宿題。
親の期待。

その中で、家でも楽しみを全部奪われると、子どもはかなり苦しくなります。

この点は、中学受験でメンタルが崩れる子に共通する原因ともつながります。

ゲームを完全に消すより、時間を決めて管理する。

その方が、親子関係も勉強も安定しやすいです。

そして、時間を決めるなら、私は30分より45分がよいと思います。

30分は短すぎます。

ゲームによっては、準備して、少し遊んで、ようやく楽しくなってきたところで終わりになります。

これでは、子どもにとっては「遊んだ」という満足感が残りにくいです。

一方で、1時間は長すぎます。

1時間ゲームをすると、その後の切り替えも重くなります。

「あと少し」
「もう1回だけ」
「この試合が終わったら」
「友達とやっているから」

こうなりやすいです。

だから、45分。

短すぎず、長すぎない。

中学受験家庭のゲーム時間としては、かなり現実的なラインです。

ゲームは勉強の前ではなく、やるべきことの後に置く

ゲーム時間を45分にするなら、順番が大切です。

基本は、勉強の後です。

先にゲームを始めると、なかなか戻れません。

「あと5分」
「このステージが終わったら」
「友達と約束している」
「セーブできない」
「今やめたら負ける」

こうなります。

親もイライラします。

子どもも不機嫌になります。

結果として、ゲームをめぐる親子喧嘩が増えます。

だから、ゲームは先に置かない方がいいです。

たとえば、

計算が終わったら45分。
漢字が終わったら45分。
算数の解き直しまで終わったら45分。
理社の暗記確認が終わったら45分。
塾の復習の最低ラインが終わったら45分。

こういう形にする。

「ゲームをするな」ではありません。

「やるべきことを終えたらゲームをしてよい」にする。

これが大切です。

中学受験では、宿題をただ終わらせるだけでは足りません。

類題で再現できるか。
次に同じような問題が出たときに得点できるか。

ここまで見なければいけません。

この点は、中学受験で宿題が終わらない家庭が見直すべきことでも書きました。

ゲームを許すなら、先に最低限の勉強を終わらせる。

そのうえで45分遊ぶ。

この順番なら、ゲームは敵になりにくいです。

宿題が終わらないなら、ゲームだけでなく宿題量も見直す

ゲームをしているから宿題が終わらない。

そう見えることがあります。

もちろん、本当にゲームのしすぎで宿題が終わらない場合もあります。

しかし、すべてをゲームのせいにするのは危険です。

実際には、宿題の量や難度が子どもに合っていないこともあります。

SAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研などの大手塾では、宿題量がかなり多くなることがあります。

算数の復習。
国語の読解。
理社の暗記。
漢字。
計算。
テスト直し。
週テストや組分けテストの対策。

これを全部やろうとして、家庭が回らなくなることがあります。

この場合、ゲームを削ればすべて解決するわけではありません。

むしろ、宿題の取捨選択が必要です。

SAPIXの算数なら、最難関を狙わない限り、まずは基本から標準レベルを固める。
四谷大塚系なら、予習シリーズや演習問題集の星2つ程度までを安定させる。
漢字や計算の基礎トレーニングは削らない。

こういう整理が必要です。

宿題が多すぎるのに、ゲームだけを悪者にしても、問題の本質は解決しません。

ゲームを45分にしても宿題が終わらないなら、ゲーム時間ではなく、宿題の回し方そのものを見直すべきです。

この点も、中学受験で宿題が終わらない家庭が見直すべきことで詳しく書いています。

また、宿題が終わらないことで親子喧嘩が増えているなら、中学受験で親子喧嘩が増えたら危険信号も読んでみてください。

ゲームを削る前に、宿題そのものが現実的に回る量なのかを見る。

これも大切です。

1時間は長すぎるが、30分では満足感が足りない

ゲーム時間を考えるとき、親は短ければ短いほどよいと思いがちです。

しかし、あまりに短いと、子どもにとっては不満だけが残ります。

30分は、たしかに管理しやすい時間です。

親からすると、

「30分も遊べば十分でしょ」

と思うかもしれません。

しかし、子どもからすると、30分は短いです。

ゲームを立ち上げる。
友達とつながる。
少し進める。
ようやく面白くなる。

そのあたりで終了になります。

これでは、気分転換としては物足りないことがあります。

一方で、1時間は長いです。

1時間遊ぶと、勉強時間がかなり削られます。

しかも、1時間ゲームをした後は、切り替えが重くなります。

ゲームの余韻が残る。
もっとやりたくなる。
勉強に戻るのが嫌になる。
親が止めると揉める。

こうなりやすいです。

だから、45分がよいのです。

45分なら、子どもにも「遊んだ」という感覚が残りやすい。

一方で、1時間ほど長くはない。

親にとっても、管理しやすい。

このあたりが現実的です。

ただし、45分はあくまで目安です。

宿題が重い日は短くする。
テスト前は短くする。
休日は少し調整する。
ルールを破った日は翌日短くする。

こういう運用でよいです。

大切なのは、親の気分で毎日ルールを変えないことです。

昨日は45分よかったのに、今日は親がイライラしているから禁止。
テストが悪かったから、突然一週間禁止。
宿題が遅いから、その場の怒りで没収。

これだと、子どもはルールではなく、親の感情を見るようになります。

中学受験では、親の感情で家庭のルールが変わると、子どもも不安定になります。

まとめ:中学受験のゲーム時間は45分を目安にする

ゲーム時間は、親の怒りではなく、ルールで管理するべきです。

中学受験でゲームを何分まで許してよいか。

私は、45分くらいが一番現実的だと思います。

30分では、楽しくなる前に終わってしまうことがあります。
1時間は、勉強時間を圧迫しやすく、切り替えも重くなります。

だから、45分。

短すぎず、長すぎない。

中学受験家庭のゲーム時間としては、かなり使いやすいラインです。

ただし、条件があります。

ゲームは勉強の前ではなく、やるべきことの後に置く。
宿題が終わらないなら、ゲームだけでなく宿題量も見直す。
完全禁止ではなく、ルールで管理する。
親の感情ではなく、事前に決めたルールで運用する。
テスト前や宿題が重い日は調整する。

中学受験では、ゲームそのものが最大の敵とは限りません。

むしろ、ゲームをめぐる親子喧嘩の方が大きな問題になることがあります。

ゲームを完全に消せば、子どもが自動的に勉強するわけではありません。

大切なのは、ゲームをどう管理し、勉強とどう両立させるかです。

禁止で支配するより、ルールで整える。

その方が、中学受験の家庭は長続きします。

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