中学受験で「今日は勉強したくない」と言われたらどうするか

中学受験をしていると、子どもが

「今日は勉強したくない」
「もう疲れた」
「今はやりたくない」
「あとでやる」

と言う日はあります。

これは珍しいことではありません。

小学生が毎日ずっと前向きに勉強し続ける方が、むしろ不自然です。

ただし、ここで親が対応を間違えると、家庭学習は一気に崩れます。

子どもの言い分を一切聞かずに、

「何言ってるの!」
「受験するんでしょ!」
「今すぐやりなさい!」

と怒鳴るのもよくありません。

一方で、

「じゃあ今日はやらなくていいよ」

と毎回流してしまうのも危険です。

中学受験では、やるべきことはあります。

計算。
漢字。
塾の宿題。
暗記。
解き直し。

これらを毎回気分でなくしていたら、学習習慣は崩れます。

大事なのは、子どもの言い分を聞いたうえで、いつやるかを子どもに決めさせることです。

そして、自分で決めた時間にやらないなら、そこは叱ってよいです。

親の感情で怒るのではありません。

本人が決めた約束を守らなかったから、叱るのです。

親子喧嘩が増えている家庭は、
中学受験で親子喧嘩が増える家庭に足りないもの
も参考にしてください。

「勉強したくない」は珍しくない

まず、「今日は勉強したくない」と言うこと自体は、そこまで大きな問題ではありません。

中学受験生は小学生です。

学校にも行きます。
塾にも行きます。
宿題もあります。
テストもあります。
親からも言われます。

疲れる日があるのは当然です。

だから、子どもが「今日は勉強したくない」と言った瞬間に、親がすぐ怒る必要はありません。

むしろ、まずは理由を聞いた方がよいです。

本当に疲れているのか。
眠いのか。
塾で嫌なことがあったのか。
問題が難しすぎるのか。
宿題の量に圧倒されているのか。
単純にゲームをしたいだけなのか。

ここを分けずに全部同じように叱ると、対応を間違えます。

本当に疲れている子に根性論で押し込むと、メンタルが崩れます。

子どものメンタルが心配な場合は、
中学受験でメンタルが崩れる子に親がしてはいけないこと
も読んでください。

ただし、理由を聞くことと、勉強を全部免除することは違います。

ここを混同してはいけません。

まず理由を聞くが、やること自体は消さない

「今日は勉強したくない」と言われたら、まず理由は聞いてよいです。

「疲れているの?」
「眠いの?」
「どの宿題が嫌なの?」
「何が重いの?」
「少し休めばできそう?」

このように確認します。

ただし、親がここで曖昧にしてはいけません。

中学受験では、最低限やるべきことがあります。

たとえば、

計算だけはやる。
漢字だけはやる。
塾の基礎トレーニング教材だけはやる。
暗記カードだけは確認する。
宿題の基本問題だけは終わらせる。

このような最低ラインは必要です。

疲れている日は量を減らしてよいです。

しかし、完全にゼロにする日を簡単に増やしてはいけません。

ゼロにすることが増えると、子どもは「勉強したくない」と言えば逃げられると学習します。

だから、親はこう考えるべきです。

やる量は調整してよい。
しかし、やること自体は消さない。

宿題量が多すぎる場合は、そもそも取捨選択が必要です。
この点は、
中学受験で宿題が終わらない家庭が見直すべきこと
でも詳しく書いています。

「いつやるか」は子どもに決めさせる

ここが一番大事です。

子どもが「今日は勉強したくない」と言ったとき、親はすぐに

「今すぐやりなさい」

と言いたくなります。

しかし、それだけだと反発が強くなります。

一方で、

「じゃあ今日はやらなくていい」

にすると、勉強習慣が崩れます。

だから、こう聞くべきです。

「分かった。じゃあ、いつやる?」

これです。

やることは変えない。
ただし、いつやるかは子どもに決めさせる。

たとえば、

「30分休んでからやる」
「夕食後に計算と漢字だけやる」
「お風呂の前に宿題の基本問題だけやる」
「今日は疲れたから、明日の朝に基礎トレだけやる」

このように、子ども自身に時間を設定させます。

自分で決めた時間なら、親に一方的に命令された時間よりも守りやすくなります。

また、子どもに「自分で決めた」という感覚が残ります。

これは大事です。

中学受験では、親が全部決めすぎると、子どもは受け身になります。

しかし、子どもの気分に全部合わせると、学習が崩れます。

だから、

何をやるかは親が管理する。
いつやるかは子どもに決めさせる。

この形が安定します。

朝に回す場合は、朝勉強の内容を重くしすぎないことも大切です。
詳しくは、
中学受験で朝勉強は必要か
を読んでください。

自分で決めた時間にやらないなら叱る

子どもが、

「30分後にやる」
「夕食後にやる」
「20時からやる」

と決めたなら、それは約束です。

その時間になってもやらないなら、叱ってよいです。

なぜなら、それは親の気分で怒っているのではないからです。

本人が決めた約束を守っていない。

だから注意する。

ここははっきりさせるべきです。

親は感情的に、

「だから言ったでしょ!」
「やる気がないなら受験やめなさい!」
「何回同じことを言わせるの!」

と言う必要はありません。

淡々と、

「自分で20時からやると決めたよね」
「それを守っていないから注意している」

と言えばよいです。

これはかなり重要です。

親の機嫌で怒られているのではなく、自分で決めた約束を破ったから叱られている。

子どもがそう理解できれば、叱責の意味が変わります。

親の怒り方については、
中学受験で子どもを怒るときに親が決めておくべきルール
でも詳しく書いています。

叱る場面は、親の感情で決めるのではありません。

ルールを決める。
共有する。
本人が約束する。
守らなければ叱る。

この形にするべきです。

まとめ:気分ではなく約束で動かす

中学受験で、子どもが「今日は勉強したくない」と言う日はあります。

それ自体は珍しくありません。

まずは理由を聞いてよいです。

疲れているのか。
眠いのか。
宿題が重すぎるのか。
問題が難しすぎるのか。
単純に逃げたいだけなのか。

ここは確認するべきです。

ただし、そこで勉強を全部なくしてはいけません。

やる量は調整してよいです。
でも、やること自体は消さない。

そして、親が一方的に時間を決めるのではなく、

「いつやる?」

と聞く。

子どもに自分で時間を決めさせる。

その時間にやるなら、それでよいです。

やらないなら、叱ってよいです。

なぜなら、それは本人が決めた約束を破ったからです。

中学受験では、気分に任せて勉強するのではなく、約束で動くことが大切です。

「今日は勉強したくない」と言われたら、親は焦らず、しかし曖昧にもせず、

理由を聞く。
いつやるかを決めさせる。
決めた時間にやらなければ叱る。

この流れで対応すればよいです。

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