中学受験で寝る前に勉強させてもよいか

中学受験で、寝る前に勉強させてもよいのか。

結論からいうと、寝る前の勉強は有効です。
ただし、やる内容はかなり絞るべきです。

寝る前に向いているのは、理科・社会の暗記、塾の確認テストの復習、語句の確認など、暗記ものだけです。

逆に、算数の難問、国語の長文読解、記述問題、過去問演習のような思考系の勉強は、寝る前には不要です。

寝る前に頭を使いすぎると、睡眠に差し支えます。
眠る前に親子で揉めると、翌日にも響きます。

中学受験では、勉強時間を増やすことも大切ですが、睡眠を壊してまで勉強する必要はありません。

寝る前の勉強は、最長30分
内容は、暗記ものの確認だけ

これくらいに固定するのが現実的です。

朝勉強については、
中学受験で朝勉強は必要か
でも書いていますが、漢字や計算は基本的に朝の方が向いています。

寝る前は、暗記もの。
朝は、漢字・計算・基礎トレーニング。

このように役割を分けると、かなり使いやすくなります。

寝る前の勉強はルーティン化に向いている

寝る前の勉強は、ルーティン化に向いています。

毎日同じ時間に、同じような内容を、短く確認する。

これなら、子どもも慣れやすいです。

たとえば、

「寝る前に理科の暗記を10分」
「社会の確認テストで間違えた問題を見直す」
「コアプラスの理科・社会を1ページだけ確認する」
「塾の小テストで間違えた語句を確認する」

このくらいで十分です。

寝る前に新しいことを大量に入れる必要はありません。

むしろ、寝る前は、すでに習ったことを軽く確認する時間です。

日中や塾で学んだことを、夜にもう一度見直す。
間違えたところだけ短く確認する。
覚えきれていない語句をもう一度見る。

この使い方なら、寝る前の勉強はかなり有効です。

ただし、毎日内容が変わりすぎると続きません。

今日は理科。
明日は算数の難問。
次の日は国語の記述。
その次は過去問。

こうなると、寝る前の勉強が重くなります。

寝る前は、固定でよいです。

理科・社会の暗記。
確認テストの復習。
語句の確認。

このような軽いルーティンにしておく方が、長続きします。

寝る前にやるなら暗記ものだけでよい

寝る前にやるべきなのは、暗記ものだけです。

具体的には、

  • コアプラスの理科・社会の暗記部分
  • 塾の理科・社会の確認テストの復習
  • 社会の地理・歴史・公民の用語確認
  • 理科の植物・人体・天体・水溶液などの知識確認
  • 国語の語句・ことわざ・慣用句
  • その日に間違えた暗記事項の確認

このあたりです。

寝る前の時間は、長く考える時間ではありません。

「見て、思い出す」
「答えられるか確認する」
「間違えたものだけ翌日に回す」

この程度でよいです。

特に、理科・社会は寝る前の確認と相性がよいです。

日中に学習した内容を、寝る前に短く見直す。
翌日また確認する。

この繰り返しで、知識は少しずつ残りやすくなります。

6年生になると、理科・社会は短期間で点数を上げやすい科目になることもあります。

家庭教師をつける時期については、
中学受験で家庭教師をつけるならいつからがよいか
でも書いていますが、6年生では理科・社会の穴を絞って埋めることがかなり重要になります。

寝る前の暗記確認は、その土台になります。

ただし、暗記ものでも、量を増やしすぎるのはよくありません。

「寝る前に社会を2時間」
「理科の暗記を全部やり直す」

これは重すぎます。

寝る前は、あくまで短い確認です。

思考系の勉強は寝る前にやらない

寝る前にやらない方がよい勉強もあります。

それは、思考系の勉強です。

たとえば、

  • 算数の難問
  • 速さ・比・図形などの重い問題
  • 国語の長文読解
  • 記述問題
  • 過去問演習
  • 解き直しに時間がかかる問題
  • 親子で議論になりやすい問題

こういうものは、寝る前には向きません。

理由は、頭が起きすぎるからです。

算数の難問を考え始める。
解けない。
親が口を出す。
子どもが不機嫌になる。
親も焦る。
寝る時間が遅くなる。

これはかなりよくない流れです。

国語の読解も同じです。

寝る前に長い文章を読ませて、選択肢を検討させ、記述まで書かせる。
これは重いです。

国語が苦手な子への対処については、
中学受験で国語が伸びない子は問題文を読めていない
や、
中学受験の国語が苦手な子は選択肢問題から始めるべき理由
で詳しく書いていますが、国語の読解は落ち着いた時間にやるべきです。

寝る前にやるものではありません。

また、過去問演習も寝る前には不要です。

過去問は、時間を測り、採点し、分析し、解き直しまで必要になります。
寝る前に軽く扱うには重すぎます。

模試や過去問の見直しは、時間のあるときにしっかりやるべきです。

模試返却後の分析については、
中学受験で模試が返却されたら親がするべきこと
も参考にしてください。

寝る前は、考え込む時間ではありません。
短く確認して、寝る時間です。

寝る前の勉強は最長30分まで

寝る前の勉強は、最長30分までです。

できれば、10分から20分でも十分です。

寝る前の勉強で大事なのは、量ではありません。

毎日続けられることです。

たとえば、

「理科のコアプラスを10分」
「社会の確認テストの間違いだけ10分」
「国語の語句を5分」
「暗記カードを15分」

このくらいでよいです。

30分を超えると、だんだん重くなります。

眠くなる。
集中力が落ちる。
ミスが増える。
親が注意する。
子どもが嫌がる。
寝る時間が遅くなる。

これでは逆効果です。

中学受験では、睡眠を軽視してはいけません。

睡眠が崩れると、翌日の学校、塾、家庭学習のすべてに影響します。

子どものメンタルが崩れ始めている場合は、
中学受験でメンタルが崩れる子に親がしてはいけないこと
も読んでください。

寝る前の勉強は、追い込みの時間ではありません。

一日の最後に、暗記ものを軽く確認する時間です。

「もう少しやらせたい」と思っても、30分で止める。

ここを守った方が、長期的にはうまくいきます。

漢字と計算は朝に回す

寝る前に漢字や計算をやらせる家庭もあります。

もちろん、絶対にダメではありません。

しかし、基本的には、漢字と計算は朝に回した方がよいです。

理由は、漢字と計算は、毎日固定で回す基礎トレーニングに向いているからです。

朝に、

計算を5問。
漢字を5問。
塾の基礎トレーニング教材を短くやる。

この方が習慣化しやすいです。

朝勉強については、
中学受験で朝勉強は必要か
で詳しく書いています。

寝る前に計算をやると、間違えたときに揉めやすいです。

「なんでこんな計算を間違えるの」
「ちゃんと見直しなさい」
「もう一問やり直し」

となると、寝る前の空気が悪くなります。

漢字も同じです。

トメ・ハネ・ハライで親子が揉める。
字が雑だと注意される。
眠いからさらに雑になる。

これでは、寝る前の勉強としては重いです。

もちろん、漢字の暗記確認として軽く見る程度ならよいです。

しかし、書かせて、採点して、間違いを直して、何度も書かせるような勉強は、朝や夕方の方が向いています。

寝る前は理科・社会の暗記。
朝は漢字・計算。

このように固定することを強くおすすめします。

まとめ:寝る前は暗記だけ、最長30分でよい

寝る前の勉強は必要か。

答えは、暗記ものに限ればよいです。

寝る前は、ルーティン化に向いています。

理科・社会の暗記。
コアプラスの確認。
塾の確認テストの復習。
語句の確認。

こういう軽い勉強なら、寝る前に向いています。

一方で、算数の難問、国語の長文読解、記述問題、過去問演習のような思考系の勉強は不要です。

睡眠に差し支えます。
親子喧嘩にもなりやすいです。

寝る前の勉強は、最長30分。
できれば10分から20分で十分です。

漢字と計算は、寝る前より朝の方が向いています。

寝る前は暗記。
朝は漢字・計算。
日中や夕方に重い問題。

このように役割を分けると、家庭学習がかなり整理されます。

中学受験では、何をやるかだけでなく、いつやるかも大切です。

寝る前にやるべきことを絞る。
無理に詰め込まない。
短く終えて眠る。

それが、寝る前の勉強をうまく使うコツです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました