中学受験で、子どもがゲーム時間を守れない。
これはかなり多い悩みです。
「45分だけ」と約束したのに、終わらない。
タイマーが鳴っても続ける。
「あと5分」と言う。
親が止めると不機嫌になる。
最後は親子喧嘩になる。
こういう流れは、中学受験家庭では珍しくありません。
ただし、ここで最初に確認しておきたいことがあります。
ゲームそのものを一切やめる必要はありません。
中学受験中でも、ゲームを続けながら受かった子は何人もいます。
問題は、ゲームをすること自体ではありません。
問題は、ゲーム時間を守れない状態が毎日続くことです。
ゲーム時間を守れないと、勉強時間が削られます。
塾の宿題が後ろにずれます。
寝る時間も遅くなります。
親子喧嘩も増えます。
だから、ゲームを完全に禁止するのではなく、時間のルールを固定する必要があります。
ゲームをやめられない子への基本的な考え方については、
中学受験でゲームをやめられない子への対処法
でも詳しく書いています。
この記事では、特に「ゲーム時間を守れない子」に絞って、親がするべきことを整理します。
ゲーム時間は45分までにする
ゲーム時間は、基本的に45分まででよいです。
30分では、子どもにとって少し短く感じることがあります。
ゲームを始めて、少し集中してきたところで終わりになる。
すると、子どもは不満を持ちやすい。
一方で、1時間は長いです。
1時間ゲームをすると、終わったあとに気持ちを切り替えにくくなります。
ゲームの余韻が残ります。
勉強に戻るまでに時間がかかります。
その点、45分は現実的です。
短すぎず、長すぎない。
親も管理しやすい。
子どもにも説明しやすい。
ゲーム時間については、
中学受験でゲームは何分までなら許していいのか
でも書いています。
大事なのは、45分という時間を毎回変えないことです。
今日は30分。
今日は1時間。
今日は親が忙しいから長め。
今日は成績が悪かったからなし。
このように親の気分で変えると、子どもは納得しません。
ゲーム時間は、できるだけ固定します。
ゲームは45分まで。
まず、このルールを家庭内で明確にします。
ゲームを始める前に約束する
ゲーム時間を守れない子には、ゲームを始める前の約束が重要です。
ゲームを始めてから、
「もう終わりだよ」
「時間過ぎてるよ」
「何回言わせるの」
と言っても、揉めやすいです。
子どもはすでにゲームに入り込んでいます。
その状態で親が止めようとすると、どうしても反発が出ます。
だから、ゲームを始める前に約束します。
「今日は何分まで?」
「タイマーが鳴ったらどうする?」
「守れなかったらどうなる?」
この確認をする。
そして、子ども本人に言わせます。
「45分まで」
「タイマーが鳴ったらやめる」
「破ったら3日禁止」
これを子ども自身の口で確認させる。
ここが大事です。
親が一方的に言っただけだと、あとで揉めます。
「聞いてない」
「そんな約束してない」
「今日は特別だと思った」
こういう話になります。
だから、ゲームを始める前に、本人が口に出して確認する。
これだけで、かなり違います。
中学受験では、親がその場の感情で怒ると、親子喧嘩が増えます。叱る基準を固定することについては、
中学受験で子どもを怒るときに親が決めておくべきルール
でも詳しく書いています。
ゲーム時間も同じです。
約束してから始める。
約束を破ったら、決めた通りに対応する。
これだけです。
タイマーを子どもにセットさせる
ゲーム時間を守れない子には、タイマーを必ず使うべきです。
親の声だけで終わらせようとすると、親が悪者になります。
「もう終わり」
「まだやりたい」
「時間過ぎてる」
「あと少しだけ」
このやり取りが毎回起きます。
これでは疲れます。
だから、終了の合図を親の声ではなく、タイマーに任せます。
スマホのタイマーでも、キッチンタイマーでも構いません。
ただし、できれば子ども本人にセットさせる方がよいです。
「45分でタイマーをかけて」
「鳴ったら終わりね」
と確認する。
子どもが自分でタイマーをセットする。
自分で約束する。
タイマーが鳴ったら終わる。
この流れにします。
タイマーが鳴ったら、親は長く言わなくてよいです。
「終わりです」
これだけでよい。
ここで説教しないことです。
「だからあなたはダメなのよ」
「受験生の自覚がない」
「こんなことでは合格できない」
こういう言葉を足すと、ゲーム時間の問題が人格批判になります。
それは不要です。
ゲーム時間の問題は、ゲーム時間のルールとして処理すればよいです。
「あと5分」は認めない
ゲーム時間を守れない子がよく言う言葉があります。
「あと5分」
これは、基本的に認めない方がよいです。
一度認めると、次も言います。
「あと5分」
「本当にあと少し」
「ここだけ終わらせたい」
「友達とやっているから抜けられない」
このように、毎回交渉になります。
ゲーム時間のたびに交渉になると、親も子どもも疲れます。
だから、最初から決めておくべきです。
あと5分は認めない。
45分なら45分。
タイマーが鳴ったら終わり。
このルールにします。
もちろん、オンラインゲームなどで途中で抜けにくいこともあります。
その場合は、ゲームを始める前に確認するべきです。
「45分で終われるものにしてね」
「途中で抜けられないものは今日はやらないでね」
と伝える。
中学受験中のゲームは、無制限の自由時間ではありません。
あくまで、勉強生活の中に置かれた短い休憩時間です。
その範囲でできるゲームを選ばせる。
45分で終われないゲームなら、その時間帯には向いていません。
約束を破ったら3日禁止にする
ゲーム時間を守れなかった場合の対応も、先に決めておきます。
私なら、3日禁止にします。
1日禁止だと、軽すぎることがあります。
その場しのぎになりやすい。
1週間禁止だと、重すぎて家庭内が荒れやすい。
3日禁止は、子どもにとって十分に痛い。
しかし、長すぎて絶望するほどではありません。
だから、扱いやすいです。
ルールはこうです。
ゲームは45分まで。
タイマーが鳴ったら終わる。
あと5分はなし。
守れなければ3日禁止。
これを事前に共有します。
そして、破ったら本当に3日禁止にする。
ここで親がブレると、ルールは壊れます。
子どもが泣く。
怒る。
不機嫌になる。
「もうしない」と言う。
「友達と約束している」と言う。
それでも、ルールを破ったなら3日禁止です。
ただし、怒鳴る必要はありません。
「約束を破ったので、3日禁止です」
これで終わりです。
機械的に、事務的に対応します。
これが大事です。
ゲーム時間を守れない子に対して、毎回親が感情的になる必要はありません。
約束をした。
破った。
だから3日禁止。
それだけです。
無駄な親子喧嘩をしない
ゲーム時間を守れない子に対して、親が毎回怒鳴っていると、親子喧嘩が増えます。
親は疲れます。
子どもも反発します。
家庭の空気が悪くなります。
勉強に入る前に、親子とも消耗します。
これはよくありません。
中学受験で大切なのは、ゲームをめぐって親が勝つことではありません。
勉強の流れを守ることです。
だから、ゲーム時間の対応は、できるだけ淡々と行うべきです。
約束通り終わった。
それなら問題なし。
約束を破った。
だから3日禁止。
それだけです。
無駄な説教は不要です。
長い話し合いも不要です。
毎回の親子喧嘩も不要です。
親子喧嘩が増えている家庭は、
中学受験で親子喧嘩が増える家庭に足りないもの
も読んでください。
ゲーム時間を守れない問題は、感情論で解決しようとすると長引きます。
ルールで処理した方がよいです。
まとめ:ゲーム時間はルールで管理する
中学受験で、ゲームを一切やめる必要はありません。
ゲームを続けながら受かった子は何人もいます。
ただし、ゲーム時間を守れない状態を放置してはいけません。
ゲーム時間は45分まで。
始める前に約束する。
タイマーを使う。
「あと5分」は認めない。
守れなければ3日禁止。
このルールを家庭内で固定します。
そして、破ったら本当に3日禁止にします。
ただし、怒鳴らなくてよいです。
「約束を破ったので、3日禁止です」
これで十分です。
ゲーム時間の対応は、機械的かつ事務的でよいです。
親が毎回感情的になるから、無駄な喧嘩になります。
ゲームを敵にしすぎる必要はありません。
しかし、無制限に許す必要もありません。
中学受験中のゲームは、ルールの中で続ければよいです。
ゲームを完全に消すことよりも、勉強の流れを守ること。
そのために、ゲーム時間は家庭内の約束として固定しておきましょう。

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